- ドミニオンの「イベントカード」って何?
- 拡張「冒険」の新しい要素が知りたい
そんな声にお応えします。
●ボードゲーム歴5年以上
●ドミニオン2020年日本選手権(オンライン)本選出場
今回はドミニオン「冒険」の拡張紹介記事です。
ドミニオンの「冒険」に”イベント”という新要素が加わり、新たに戦略の幅が広がったことで有名ですよね。
今回は”イベント”だけでなくその他の新たに追加された要素も含めて解説していきます。
ドミニオン「冒険」とは
ドミニオン「冒険」は2015年に発売された拡張第9弾になります。
前作の「ギルド」発売から2年経ち、ドミニオンファンを大いに待たせたことでしょう。
2年越しということもあり、今までにないような効果、新要素のオンパレードで初心者だけでなく経験者たちも発売当初は頭を悩ませていました。
プレイ時間も今までに比べると長くなっており、より上級者向けの拡張となっています。
その他の拡張を知りたい方は以下記事を参考にしてください。
ドミニオン「冒険」の新要素紹介
「冒険」の新要素は以下の4つです。
順に解説します。
新要素①:イベント
大きく変わったところが「イベント」という種類のカードが20種類追加されました。
【イベントカードの効果】
コスト分のお金を払い、カードではなく効果を購入するシステム。
購入権を1消費してイベントカードの効果を購入し、即カードに書かれている効果を得ることができる。
イベントカードは1つの購入権を利用してカードの効果を購入しますが、正直アクションカードとどちらを購入する方が最適なのかはなかなか判断しづらいです。
イベントカードを2つ紹介します。
イベントカード:舞踏会
5金払って4金カードを2枚獲得することができます。
得た-1金トークンは次ターンで利用することになります。
イベントカード:誘導
どのサプライでもいいので+1カードトークンを置くことができ、そのカードを使うたびに1枚カードを引くことができます。
8金払うだけあって、とても強力な効果ですね。
新要素②:リザーブ
2つ目の新要素は「リザーブ」です。
【リザーブカードの効果】
カード使用時に酒場マットにカードを置く。
酒場にあると効果を発揮するものや条件に沿って酒場マットから捨て札に戻ってくるカードがある。
酒場マット自体は前からあったルールですので、リザーブ効果自体はそれほど難しい効果ではありません。
しかし、いつリザーブ効果を発揮するか等戦略が少し広がった気はします。
リザーブ持ちのカードを2枚紹介します。
リザーブ:鼠取り
ターン開始時に任意で呼び出すことができるため、廃棄したいカードがあった場合に使うことができますね!
一度呼び出すと捨て札に戻ります。
リザーブ:遠隔地
使うまで全く点数に結びつかないカードですが、使うとデッキ圧縮にもなる勝利点になります。
新要素③:-1カードトークン
-1カードトークンの効果は以下の通りです。
【-1カードトークンの効果】
山札に-1カードトークンが置かれていた場合、カード1枚を引く代わりに-1カードトークンを引く。
-1カードトークンは1枚しか置けない
つまり、ドロー効果が-1枚されると思っていただいて問題ありません。
-1カードトークンを発生させるカードは「遺物」です。
「遺物」は財宝カードのため、何枚購入しても無駄になりません。
これ地味に効くんですよね~。
新要素④:トラべラー
最後の新要素はトラベラーカードです。
【トラベラーカードの効果】
場から捨て札にすることでコストが1大きいカードに出世することができる。
出世するかは任意。
トラベラーカードはカードを使うたびにカードを交換することができる効果です。
「冒険」で追加されたトラベラーカードは「騎士見習い」と「農民」の2種類で出世先はそれぞれ独立しています。
「騎士見習い」のみサプライに置き、その他の4種類はサプライ外に置きます。
騎士見習いを使うと騎士見習いがトレジャーハンターになり、トレジャーハンターを使うとウォーリアーになり・・・と続きます。
チャンピオンを目指すなら早めに騎士見習いを購入し、デッキの回転率を上げていく必要がありますね。
ドミニオン「冒険」主な追加カード
「冒険」の主なカードを4枚紹介します。
隊商の護衛
持続-リアクションカードである「隊商の護衛」。
通常効果は少し弱いですが、リアクション時に発動すると+1カードを引くと自分のターン開始時に+1金でスタートできます。
1金手札6枚スタートができるということですね!
リアクション以外ではあまり強くないため、頻繁にアタックが行われる場合には数枚デッキに加えておいて損はないでしょう。
沼の妖婆
こちらは持続-アタックカードである「沼の妖婆」。
使用時効果はありませんが、相手ターンに購入を制限することができます。
重複が可能なので、使われた数だけ呪いを獲得する必要があり、一気に呪いがなくなる可能性もあります。
カード獲得では呪いは配られないため、何とか獲得で逃げるしかないですね。
雇人
こちらも持続カードの「雇人」。
今までの持続とは異なり。効果は永続です。
使えば使うだけターン開始時にドローができるため、買い集めたいところですが、早い展開だと「雇人」を集めている間に終わってしまうことも。
場のカードを見て「雇人」を集めるかは判断した方がいいですね!
語り部
最後のカード紹介は「語り部」です。
このカードは使った金量すべてを支払い、金量分だけドローすることができます。
例えば、このカード使用後に手札から金貨と銀貨を使用すると「語り部」の1金と合わせて6枚をすることができます。
ぜひ、購入した際は大量ドローでデッキを回したいですね!
ドミニオン「冒険」新たな要素イベントって何?|まとめ
今回はドミニオンの拡張「冒険」について紹介しました。
改めて新要素をおさらいすると以下の通りです。
ドミニオンは年々カードの種類が増え、初心者には難しいゲームかと思いますが、慣れるとものすごくハマる中毒性もあります。
ぜひ、毛嫌いせずいろんな拡張に手を出してみてください!
この記事が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
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