- ドミニオンの「ランドマーク」って何?
- 拡張「帝国」の新しい要素が知りたい
そんな声にお応えします。
●ボードゲーム歴5年以上
●ドミニオン2020年日本選手権(オンライン)本選出場
ドミニオンの拡張「帝国」では「冒険」続いて新たな要素が複数追加されました。
ランドマークって何?とう方も多いんではないでしょうか。
そこで今回は”ランドマーク”だけでなくその他の新たに追加された要素も含めて解説していきます。
ドミニオン「帝国」とは
帝国は2017年に発売されたドミニオンの拡張第10弾です。
前作の冒険に引き続き、新たな要素満載の拡張となっており、中級者向けの拡張になっています。
しかし、いざプレイしてみると非常によくできた効果でこの拡張には今もよくつかわれるカードが多数収録されています。
他の拡張は以下記事を参考にしてください。
ドミニオン「帝国」の新要素紹介
「帝国」の新要素は以下の5つです。
順に解説します。
新要素①:ランドマーク
「帝国」の一番大きな追加要素は「ランドマーク」です。
【ランドマークの効果】
ランドマークの効果がルールに追加される。
条件を満たせばゲーム終了時またはプレイ中に勝利点を得ることができる。
ランドマークがあるとゲームにルールが一つ追加されます。
緑のカードだけあって勝利点に影響を与えるカードばかりのため、ランドマークを無視しての勝利はなかなか難しいでしょう。
オフラインでのドミニオンはランドマーク計算がかなりややこしいため、オンラインでのプレイをお勧めします。
ランドマークカードを2つ紹介します。
ランドマーク:戦場
戦場の上にある勝利点カードは早い者勝ちですが、勝利点カードは序盤から不要なので悩ましいところですね。
廃棄カードとうまく組み合わせたいですね。
ランドマーク:噴水
15点は舐めたらいけない点数ですね。
後半に購入権を増やしてまとめ買いしたいところです。
新要素②:負債
次に紹介する追加要素は「負債」システムです。
【負債カードの効果】
負債コストがカードに書かれている場合はカード購入時に負債コストと同額の負債を抱える。
負債コストは同じ金量で返済が可能。
文字に起こすと難しい制度ですが、ルールは単純で借金制度と思っていただいて構いません。
自分の所持金が3金だとして6負債のカードを3金支払い残りの3金借金を背負って購入することができるということです。
残った借金は次の購入権で完遂しなければ別のカードを購入することはできません。
実際に負債が書かれているカードを紹介します。
負債:大君主
8負債を抱え、5コスト以下のどんなカードにでもなれる万能カードです。
5コスト帯は強力カードが多いため、獲得しておいて損はないカードですね!
負債:王室の鍛冶屋
こちらも8負債だけあって5ドローと強力ですが、銅貨を捨てるのがネック。
圧縮と組み合わせたいところですね!
新要素③:分割
3つ目の新要素は「分割」です。
【分割カードの効果】
山札10枚の中で最初の5枚と最後の5枚で異なる効果を持つ別カードになるカード。
最初の5枚は低コスト、最後の5枚は高コストになることが多い。
分割効果は非常にシンプルで分割カードがあったとしても難易度は全く上がりません。
分割カードには扱いにくいカードもなく、ゲームをより一層楽しませてくれるカードの1つですね。
分割カードの例を挙げておきます。
分割の最後の5枚である高コストのカードを手に入れるためにはそこまで強くないカードを5枚減らす必要があります。
なかなか難しいですが、揃えると強力な効果を発揮します。
新要素④:城
次は「城」カードの紹介です。
【城カードの効果】
3~10のコストの異なる8種類の城カードがあり、城カードの枚数によって効果が変わることがある。
分割カードに似ており、購入されるたびに新たな効果を持つ城カードが登場します。
2人プレイなら城カードは1種類1枚ずつ使用しますが、3人以上でプレイする場合は一部同じカードが含まれます。
独占されれば強力ですが、独占されなければ公領、属州に劣るコスパにもなりうるため、なかなか難しいですが魅力的なカードですね。
新要素⑤:集合
最後に紹介する新要素は集合カードです。
【集合カードの効果】
対象カードの山の上にある勝利点をプレイヤーで共有し、条件を満たしたプレイヤーが受け取れる効果。
なかなか難しい効果ですが、集合カードが使われるとその集合カードの山札の上に勝利点トークンが追加されます。
各集合カードに書かれている条件を満たせばその勝利点トークンを総取りすることができる効果です。
集合カードを2枚紹介します。
集合:農家の市場
勝利点トークンが3つ溜まっているときは4金得ることができますが、次に使う方に4勝利点を与えてしまうかもしれません。
使うタイミングが難しいカードですね。
集合:神殿
廃棄+勝利点ゲットを持つカード。
1枚は必ず廃棄しなければいけないことと、神殿を獲得時に勝利点を得る効果のため、神殿で神殿を廃棄すること前提で獲得する必要がありますね。
ドミニオン「帝国」主な追加カード
「帝国」の主なカードを4枚紹介します。
ワイルドハント
こちらも集合カード。
ワイルドハントを獲得しているプレイヤーが自分一人だけなら勝利点を溜めまくって最後に屋敷を獲得するとかなりの点数が得られますが、なかなかそう甘くはありません。笑
冠
「玉座の間」のように冠を重ねることができるため、かなり有能なカードの一つです。
使いこなしたいカードの一つですね。
元手
使うことで負債を得るカード。
最後に元手を使い属州複数枚買いを達成するととても気持ちよく上がれます。
資料庫
一時的ではありますが、デッキ圧縮にもなる持続カード。
+アクションがあるため、複数枚購入しても全く損ではなく、次のターンから手札が6枚スタートになります。
ドミニオン「帝国」新たな要素イベントって何?|まとめ
今回はドミニオンの拡張「帝国」について紹介しました。
改めて新要素をおさらいすると以下の通りです。
「帝国」はランドマーク制度は慣れませんがサプライに置かれるカードは個人的に好きなものが多い印象です。
ぜひ「帝国」も楽しんでみてください!
この記事が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
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